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オーキドシゲらない氏のページです。 今日は - 人シゲりました。 昨日は - 人シゲりました。 全部で - 人シゲりました。 えー、先に言っておきますが、このお話はシリアスでダークでスタイリッシュでかっこいい。 そんな要素は微塵もありません。 世の中の妙な理不尽に突っ込みつつ、まったりと、変態的に、世界を闊歩する主人公達。 ガイアが俺にもっと輝けと囁いている。 主な登場キャラ マスター 変態、元引きこもり、世が世ならとっくにお縄になってる危ない人。 普段は比較的常識的だが、一旦スイッチが入るとマジで危ない。情緒不安定 自身のボルテージによって、萌えもんのことを「たん」付けで呼んだり普通に呼んだりするよ。 萌えもんがいなかったら止める人がいなくなる。そんな奴。 だけど変な正義感持ち、悪い人ではない。名前・年齢はご想像におまかせします。 「乳首にとろろいもつけて遊んでたら痒くなった」 フシギバナ(フシギソウ・フシギダネ) マスター所有萌えもんの最古参。 性格は誠実で素直で慈悲深くちょっと恥ずかしがりや。 炊事・洗濯・掃除からマスターの○世話までなんでもこなせる凄いやつ。 ていうかフシギバナがいないとマスターが死ぬかもしれない。 マスターが気絶してるとき皆をまとめたりする。カーチャン的なカリスマ有。 マスターの奇行・猥褻行為に思いっきり振り回される幸薄少女(まんざらでもなさそうだが) 「マスター、ご飯ができたと皆に伝えてくれませんか?」 ライチュウ(ピカチュウ) マスターのキャッチ&リリースというポリシーを見事破壊した、愛い奴。 この子がいないとマスターが自重しない。お縄になる。 今日もマスターをフラッシュで目くらまし、もしくは電気で麻痺らせる。 正義感有、基本的に誰にでも平等に接するいい子。 胸がないことはあんまり気にしてないけど指摘されると怒る。気にしてないってば。 ギャラドスと仲が良い。 「マスターは地獄に落ちるべきだと思う。」 ギャラドス(コイキング) 言葉遣いが一番マスターに近く、よくマスターの独特言語にノッたりする俺っ娘。でも常識人。 ちょっと喧嘩っ早いところがあるが、マスターが大人げなさすぎて普通に見えてしまう。 コイキングの頃は自分の弱さをコンプレックスに感じていて少々遠慮がちだったが ギャラドスまで育て上げ、トレーニングに最後まで付き合ってくれたマスターや 皆にとても感謝している。よかったね。 ライチュウと仲が良い。 「半年ROMってろ。」 フーディン(ケーシィ・ユンゲラー) メンバー参謀。敬語。 マスターの頭脳となり働いてくれる。マスターが気絶してる時や マスターがめんどくさがってる時は戦闘指示をフーディンが出す(滅多にないが) クーデレだけどデレることは滅多にない。マスターがアレなのでしょうがない。 ただ、マスターとなるようになったら抵抗することなく受け入れてくれるかもしれない。 でも本人の立ち回りが良すぎるのでそんなことが訪れることはほぼない。 「瞑想中にじろじろ見ないでください。気が散ります。」 キュウコン(ロコン) メンバーの中で間違いなく一番ご長寿。年は内緒。 普段はおっとりしてるが、きっかけがあればマスターにちょっかいを出すドS(あやしいひかりとか) ロコンの頃からSの気があったが進化してからはそれが顕著になった。 性格はステータス上アホの子とあるが間違いなく確信犯。 メンバーで一番巨乳。ギャラドスほどではないがマスターの独特言語を解する。 Sの気は彼女なりの愛情表現なのかもしれない。 「あら大変、マスターのふくらはぎが緑色になっちゃった。」 フリーザー(様) いわずとしれた伝説の萌えもん。ほとんどしゃべらない。 極稀に一言ボソッとしゃべることがあるぐらい。基本的に自分の意思表示を頭の動きで示す。 相手を威圧するオーラ・カリスマを持つがマスターには無意味(むしろ助長)だった。哀れフリーザー。 自分の思っている事を理解してしまうマスターに大変驚いていたが、今はそのことがちょっと嬉しいようだ。 こおり属性だが別にお風呂とか平気。むしろ好き。後本人の体は普通に暖かい。もふもふ。 皆と過ごす時間を大切に思っているようだ。 「・・・」 マスターの萌えもん紹介。 本編 サブタイトル募集中 俺の冒険第1話 俺の冒険第2話 俺の冒険第3話 俺の冒険第4話 俺の冒険第5話 俺の冒険第6話 俺の冒険第7話 俺の冒険第8話 俺の冒険第9話 俺の冒険第10話 俺の冒険第11話 俺の冒険第12話 俺の冒険第13話 俺の冒険第14話 俺の冒険第15話 俺の冒険第16話 俺の冒険第17話 俺の冒険第18話 俺の冒険第19話 俺の冒険第20話 俺の冒険第21話 俺の冒険第22話 俺の冒険第23話 俺の冒険第24話 俺の冒険第25話 俺の冒険第26話 俺の冒険第27話 俺の冒険第28話 番外とか色々 図鑑読んでみた ここに載ってない作品は主に色々あって黒歴史です。 タバコの人と戦う奴の前編が見つからないーどこぞやー 動画ハジメマシタ ここ!
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エア「そういえば、クラゲがどこかに行きたがってたな。」 少女「そうなの?」 エア「ああ、向こうでTVのCMに夢中になってたな…何のCMだかまでは覚えてないが。」 TVを見ているリーシャン。クラゲは横で寝そべっている。 少女「なにもみてないじゃないっ(ヒソヒソ)」 エア「そのようだが……なぜ覗き見?(ヒソヒソ)」 少女「わたしのよそうがあってればおもしろいものがみれるわよ(ヒソヒソ)」 マグ「そうですよ。ここはこのまま待機です。(ヒソヒソ)」 エア「そうなのか?というかマグカルゴはどこから出てきた…?(ヒソヒソ)」 マグ「気にしないでください。……あっ(ヒソヒソ)」 TVから軽快なリズムとともに歌が流れ始める。 それが流れると同時にクラゲがバッと起き上がり正座し、そのリズムに合わせて歌いだす。 クラゲ「…○ーニョポー○ョ○ニョ魚の子ー」 リー「クラゲちゃんそれすきだよねー。ますたぁに観につれてってもらえばいいのに。」 クラゲ「…歌ってるのは内緒。絶対。」 リー「はいはい、わかってるよぅ。」 少女「(声にならない笑い)」 マグ「マスター、今回は録音できました。(鼻血を出しながらいい笑顔で)」 エア「主……いくらなんでもひどくないか?というか知っていたのか?」 少女「さて、そろそろいいわね。」 少女「ふたりとも、えいがみたくない?チケットもらったんだけど。ほらいまはやってる○ニョってやつ。」 リー「いきたーい!クラゲちゃんもいきたいよねっ!?」 クラゲ「…リーシャンがそこまでいうなら。」 エア(顔ゆるんでるなあれ…) その後、皆で映画を見てご満悦な表情のクラゲがいましたとさ。
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ルフとは 配信内容 口癖 棒読みちゃんコマンド ルフとは アクションゲームのRTAに燃える配信者。 常に他に競ってくれる人を求めている。 やるゲームすべてRTAにしてしまうほどのRTA厨。 主な配信時間帯は深夜から早朝にかけて。 自chでは毎週定期的に週刊少年ジャンプの感想配信をしている。 名前の由来はタクティクスオウガから取ったらしい。 お絵かき配信はブギーポップ、東方、ポケモン、オリジナルを主に書いていて、pixivにも上げている。 ブギーポップ絵師(自称) 常にテンションの低そうなしゃべり方が特徴。 お絵かき講座やキャフィなどに凸することもある。 ルフの配信で現れる 『声帯下さい』という発言する視聴者は名物である。 ブギーポップが愛読書 二次チェに自ch登録される前からなぜかマルチストリームにのっていた twitterやってます 2010年7月28日午前3時頃から早朝にかけて、・・・絶望を味わう。 配信内容 お絵かきブギーポップ、ホラー(?)絵、東方、オリジナルなどなど色々描くよ! キャフィやお絵かきチャット等も ゲームメトロイドプライム2ダークエコーズ(攻略開始) メトロイドプライム(打開!) RUNE(打開!) スーパーメトロイド(打開!) メトロイドII RETURN OF SAMUS(打開!) メトロイドゼロミッション(打開!) シルフェイド幻想譚(魔王どこじゃエンド) モンハンフロンティア 牧場物語2 アスカ ゴエモン たまごっち(64、GB2) ベイブレード(PS) デジモンバトルエボリューション(PS) ワンピースグランドバトル1、2(PS) ジョジョの奇妙な冒険(PS格闘ゲーム) ポケモンバトレボ ドラえもん1、3(SFC) らくがきっず(64) マリオテニス(64) スマブラX モンスターファーム 萌えっ娘もんすたぁ 電流イライラ棒 牧場物語わくわくアニマルマーチ ゴエモン、カービィなどの各種RTA星のカービィ 夢の泉の物語(1 19 49) 高橋名人の冒険島(6 18 12) マリオ64スター31枚(00 58 21) スター120枚(5 52 01) ボンバーマン1(0 40 02) ボンバーマン2(0 56 17) ボンバーマン3(1 08 12) ボンバーマン4(0 45 19) ボンバーマン5(0 35 46) がんばれゴエモン1(0 54 17) がんばれゴエモン2(0 56 36) がんばれゴエモン3(1 58 30) マリオワールド(0 10 57)2011/3/9 スーパードンキーコング(0 52 24) 超魔界村1周TA(0 20 31) 2周TA(0 48 00) 難易度PROFESSIONAL、初期残機1縛り(打開) 腕輪のみ縛り(打開) 斧のみ縛り(打開) クロスソードのみ縛り(打開) 鎌のみ縛り(打開) ランスのみ縛り(打開) 松明のみ縛り(打開) ブラウザゲーム 他にも色々やるよ! 口癖 このお姉さんをゲットしたい バトレボの受付のお姉さんに対して放たれた言葉。彼はこの言葉を毎日の様に言っているらしい。 棒読みちゃんコマンド +(◞‸◟) コマンド 説明 効果音系 打撃1) 打撃2) 打撃3) 斬撃1) 斬撃2) 斬撃3) ビンタ) 狙撃) ムチ) 音声系 鶏) にわとり けがらわしい) 女性声 しね) 女性声 子供は寝てなさい) 女性声 この根性なし) 女性声 情けない) 女性声 あせらないで) 女性声 あとがないよ) 女性声 全然満足できないわ) 女性声 えーもうおしまい) 女性声 やれやれ) 女性声 これはすごい) 実況、男性声 意地悪) 幼女 10年早い) 幼女 いやーん) 幼女 悔しいでしょう) 幼女 こんなもん) 少年声 弱すぎ) 少年声 たいしたことないね) 少年声 失望) ボス声 あじゅじゅした) あじゅじゅしたー 3分) 三分間待ってやる あきらめないで) あきらめないで マクドナルド1) ウワァーーシャベッターーー マクドナルド2) マタシャベッタァァーーー マクドナルド3) サイコーー マクドナルド4) スポンジボブダヨ エルシャダイ系 そんな装備で) ルシフェル 大丈夫だ) イーノック 神は言っている) イーノック 一番いいの) イーノック 全てを救え) イーノック トルノデス) 何か敵の人 駄目だったよ) ルシフェル FF U系 おまえにふさわしい) (`・ω▼´)9m おまえにふさわしい2) (`・ω▼´)9m マザーブラック) すべての源 ファイアーレッド) すべてを焼き尽くす バーニングゴールド) すべてなる臨界点 フェニックス) 燃えよ!フェニックス! スカイブルー) 大空を越える無限 グランドブラウン) 大地を貫く完全 マジックバイオレット) 次元をえぐり出すまやかし テュポーン) 出よ!テュポーン! ダークグリーン) 光なき魂の叫び ヴァージンホワイト) 生み出すことを許さない アイスブルー) すべてを凍てつかせる シヴァ) 光れ!シヴァ! シャークグレイ) 岩を喰いちぎる ウォーターブルー) 乾きを飲み干す クラッシャーホワイト) 虚空をも噛み砕く ビスマルク) 轟け!ビスマルク! スチールグレイ) 死を包む眠り ヒートクリムゾン) 湧き上がる血の滾り ライトニングイエロー) 闇を貫く閃光 イクシオン) 唸れ!イクシオン! カーディナルレッド) 灼熱の牙 ダーククリムゾン) 紅蓮の疾風 バーントシェンナ) 鋼の力 イフリート) 焼き尽くせ!イフリート! 貴様にふさわしい) m9(`´) マーベラスオレンジ) 冴え渡る知性の煌き マニアックパープル) 限り無き探求への欲望 ウルトラショッキングピンク) 完全勝利の誓い 完璧無敵の組み合わせ) これぞ・・・ 究極の召還獣) 究極() ブリットシルバー) 悠久の時告げる光 デストロイブラック) 破壊の時告げる暗黒 スチールグレイ2) 断絶の時告げる一瞬 オーディーン) 貫け!オーディーン! ストームブルー) すべてを薙ぎ払う怒り アッシュグレイ) 彩りを無に変える サイレントブラック) 無限の闇に堕ちる アトモス) 出でよ!アトモス! ガイアブラウン) 堅牢なる護りの大地 ディープバーミリオン) 秘められし静かなる情熱 エバーグリーン) 永久なる生命の活力 タイタン) 砕け!タイタン! ホライゾンゴールド) 天空滅ぶ轟き エアロブラック) 降り注ぐ怒り フォートシルバー) 永久に楔打つ光 メテオマスター) 滅ぼせ!メテオマスター! 混沌を滅ぼすためなら) 「たとえ・・・」 ティアレインボー) 瞳に満ちる光 ソウルガンメタル) 究極の魂 エンドレスホワイト) 我が命の螺旋 凄まじい気の流れ) リサ 命を消さないで) リサ チャージマン研系 馬鹿にしないでくれ) 星君 たなびたい) 星君 うぇい1) 星君 うぇい2) 星君 ねえねえいいだろう) 星君 ほしくーん) キャロン 野菜か) パパ パパも行こう) パパ いってみよう) 魔王 キチレコ) キ○ガイレコード まどか☆マギカ系 僕の名前はQB) (◕‿‿◕) 僕と契約1) (◕‿‿◕) 僕と契約2) (◕‿‿◕) 僕と契約3) (◕‿‿◕) 諦めたらそれまでだ) (◕‿‿◕) でも君なら運命を変えられる) (◕‿‿◕) すべて君が覆せばいい) (◕‿‿◕) ただの抜け殻) (◕‿‿◕) 友達を放り投げるなんて) (◕‿‿◕) 君が投げて捨てちゃった) (◕‿‿◕) わけが分からないよ) (◕‿‿◕) 理解に苦しむ) (◕‿‿◕) 騙すという行為自体) (◕‿‿◕) この宇宙のために) (◕‿‿◕) 招かれざる客) (◕‿‿◕) それはぜひ僕からもお願いしたいね) (◕‿‿◕) 君はどんな祈りで) (◕‿‿◕) 後は君たち人類の問題だ) (◕‿‿◕) こんなのってないよ) まどか それはとっても嬉しいなって) まどか こんな結末を) まどか 内緒だよ) まどか そんなことないよ) まどか ひどいよ) まどか 奇跡も魔法も) さやか 後悔なんて) さやか あたしってほんと馬鹿) さやか 体が軽い) マミさん もう何も怖くない) マミさん 一人ぼっちじゃないもの) マミさん ティロフィナーレ) マミさん それには及ばないわ) ほむほむ その必要はないわ) ほむほむ みんなQBに騙されてる) ほむほむ もう誰にも頼らない) ほむほむ 騙されないで) ほむほむ そいつの言葉に) ほむほむ 私の戦場はここじゃない) ほむほむ 一人ぼっちは寂しいもんな) 杏子 どの面下げて) 杏子
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※この話はほぼ実話をもとにできております。 そのため登場人物も俺の萌えもんに準拠してます やまなし・おちなし・いみなしだけど気にしたら負けだと思ってる 主な登場人物 マスター ↓全員♀ フシギバナ フーディン キュウコン ギャラドス ライチュウ マスター「さて、今日も15番道路でおとなのおねえさんから金を巻き上げようか」 フシギバナ「ま・・・まだ続けるんですか?」 マスター「あたぼうよ!レベルも上がるし金もたまるし一石二鳥じゃまいか」 フーディン「ですが私たちのレベルは既に50を超えています。 そろそろ何か他の行動を起こすのがよいかと」 ライチュウ「そうだよ!それにマスターのお金も既におこづかいの範疇を超えてるよ!」 ギャラドス「それにあのおねえさん最近服がみすぼらしくなってるぞ・・・」 キュウコン「皆も同じ行動の繰り返しに飽きてるみたいだし、そろそろ他のことをしてみたらいかがかしら?」 皆の言うとおり同じ行動の繰り返しは飽きを伴うもの、そろそろ潮時かもしれない。 おねえさんもいいかげん体ガリガリだし マスター「他の事・・・ねぇ・・・」 提案には同意するが、他の事といわれても性的悪戯の手段しか思い浮かばない。どうしたもんか フーディン「そういえばここ最近シルフカンパニーがロケット団に占拠されたとか」 マスター「ゲリラ?」 フーディン「いえ、残念ながらロケット団です。」 さてさてフーディンの口からでてきたロケット団とは? ロケット団はとにもかくにも悪の組織だ。それ以上でもそれ以下でもない 一応悪の秘密結社と銘打ってるが地元住民の噂話にまででてくるあたり秘密というのは名前だけのようだ。 以前おつきみやまやハナダシティでロケット団員らしき奴ををフルボッコにしたが、これは氷山の一角だったらしい。 マスター「またロケット団っすかwwwあのおっさん達あんな格好で 小悪党じみた悪巧みして自分の行動に疑問をもたないのかね?」 フシギバナ「それは言っちゃいけませんよ・・・」 マスター「おまけに悪事を働く秘密組織があんな目立つ格好して馬鹿としか言いようが無いぜwww」 ギャラドス「でもまぁマスターが言うその馬鹿とやらがでかい会社一つのっとったわけで」 どうやらシルフの社長は無能らしい。 社名どおり脳みそが妖精で満ち溢れてるようです マスター「で、俺たちでロケット団を潰しにいこうと・・・そういうことか?」 フーディン「そういうことです」 マスター「シルフカンパニーっていえばそれなりにでかい会社だよな?」 なんかタウリン1000mg配合がどうのこうのってCMやってるの見たような気がする フーディン「私たち萌えもん関連のグッズ、モンスターボール、 生態調査など、さまざまな事業を担っており、規模もカントー内では最大でしょう」 コスプレ小悪党に占拠されるような会社がカントー最大とはいやはや世の中甘いなおい。 マスター「てことは社長救出すれば報酬がっつりもらえるんじゃね?wwうはwww俺天才wwwww」 ギャラドス「あんたは物欲と性欲でしか動けないのか・・・」 マスター「いやいや、俺は善良なポケモンマスター(仮)ですよ。 悪事を働くロケット団を見過ごすわけにはいかないだろ?」 ギャラドス「いや、あんたさっき・・・報酬って・・・」 ライチュウ「やっとおねえさん虐めるのやめてくれるのね・・」 どうやらこの娘達もおねえさんから金を巻き上げることに関して罪悪感を感じていたようだ。 後で皆に謝っておこう。おねえさんは知らん そんなわけで金・名声・経験値に誘われるまま、ホイホイとシルフカンパニーに突撃したのだった ロケット団員「う~~~~侵入者侵入者」 今、侵入者を求めて全力疾走している僕は ごく一般的なロケット団したっぱ 強いて違うところをあげるとすれば 幼い萌えもんに興味があるってとこかナ―― 名前はない そんなわけで侵入者を探せとの指令をうけて 適当にやって来たのだ ふと見ると 目の前に一人の若い男が立っていた ウホッ!いい萌えもん… そう思っていると突然その男は 僕の見ている目の前で やけに強そうなフーディンを出しはじめたのだ…! マスター「やらないか」 ~しばらくお待ちください~ マスター「んで、ロケット四兄弟やら裏切り者臭い研究員やら倒したわけだが みんな随分弱いなww」 娘達が頑張ってくれれば無敵ざます。 ライチュウ「そりゃそうでしょう・・・」 フシギバナ「こうかはいまひとつなのに一撃でしたし」 マスター「まぁなんにせよおまいらよく頑張ったな。褒美にそこにベッドあるからいっしょに(ry」 キュウコン「燃やしますよ?」 マスター「HAHAHA冗談だよw」 フシギバナ「冗談は置いといて、いつになったら社長室に付けるんでしょうか?」 後で冗談にならないことになるがなwww ギャラドス「いいかげんワープの繰り返しで目が廻ってきたぞ」 マスター「・・・」 ライチュウ「マスター?」 マスター「迷いますたorz」 ギャラドス「だと思ったよ・・・」 フシギバナ「まぁ複雑ですから・・・」 なんていうかごめんなさいorz フーディン「どうしますか?」 マスター「どうしよう?」 全員「・・・・・」 マスター「さぁ、早くあてずっぽうに走る作業に戻るんだ」 ギャラドス「ひたすら虐めた次はひたすら走るわけか・・・」 ライチュウ「極●を見ればいいんじゃ・・・」 マスター「意地でも断る」 ギャラドス「氏ね」 攻〇サイトに頼らないのが俺のジャスティス しかし おらなんだか腹が立ってきたぞ マスター「ちくしょう!あの社長ぶっ殺してやる!」 ギャラドス「ちょww」 キュウコン「すでに目的が変わってるわね」 ギャラドス「なんで俺こんなマスターに・・・」 フシギバナ「500円でマスターが買っちゃったから・・・」 ギャラドス「だからってよりにもよってなんでこんなorz」 キュウコン「あきらめなさい」 マスター「この会社を作ったのはだれだああああああああああああああああああああ」 ・ ・ ・ サカキ「遅いな・・・」 社長「誰かはやく助けてくれーーーーーーーー!」 糸冬
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「ここがタマムシジムか……」 タマムシシティについた俺たちはある建物の前に立っていた。 タマムシ華道。建物にはそう書かれた看板が掛かっている。 「ここがジムなのか?」 「地図によるとそのようだぞ」 「……入れば分かるか」 そういって建物の扉を開く、すると――。 「じょ、冗談じゃ……」 樹海。 その言葉がまさしく似合う。樹、樹、樹。どこを見ても樹。アマゾンの密林ももう少しは優しいのではないかというくらいの樹海である。 「あー、帰っていいか?」 「主よ、セキチクを目指すんじゃないのか?」 くっそー、変に知恵をつけやがってサイホーンめ。てか魔改造で有名なアカギ氏だってこれはやらんぞこれは。 いっとぐが俺は面倒が嫌いなんだ。 「まぁ、適当に進むか」 そういって手ごろな草を掻き分けて進もうとしたとき――。 ああっと! ラフレシアがあらわれた!ラフレシアはおそいかかってきた! 「あら、挑戦者なんて久しぶりね」 いや、別に襲われてhageる様なことはなかったけどね。 「ここのところ挑戦者がこなくて暇なマスターが樹を植えまくったらこうなって、ずぅーっとニートな生活ばっかだったのよ」 「……暇ってだけでここまでやるのか?」 「うーん、まぁうちのマスターは変わった人だから。ま、いいわ。案内するからついてきて」 そう言ってラフレシアはジムの外に出る。そのあとをついていくと建物の周りをぐるりと回って――。 「はい、ここが裏口よ。正門からは……入るの無理だから」 ヲイ。何だったんださっきのは。 「くそう、おちょくられてる気がするぜ」 愚痴りつつ裏口から入る。すると、そこには一人の女性がベットの上に寝転がってパソコンをやっていた。 「……」 思わず言葉を失う。ん……?こいつがジムリーダーですか? 「マスター、挑戦者の人ですよー!」 ラフレシアが言うと女性――いや、まだ幼げの残るその顔立ちから少女というべきか――が面倒くさそうに起き上がり、こちらに歩み寄ってくる。 「あら、久しぶりですわ挑戦者なんて。もちろんポケモン勝負ですわね?」 「そのつもりだぜ」 「あら、随分調子よさそうねぇ。いいでしょう、タマムシジムのエリカ、参ります」 エリカがボールを高々と投げる。ボールの中から光がほとばしり、ウツボットが現れる。 「いけっ、キュウコン!」 「ようやくわらわの出番か?」 艶やかな九本に束ねた髪を靡かせつつ、キュウコンは歩み出る。 「ふん、雑草どもが」 「雑草と侮っていると痛い目をみるわよ?」 ウツボットが流し目をちらりとキュウコンに送る。 「若造が……調子付くなよ!」 キュウコンの九本の髪の先端に火の玉が燈り、ウツボットへと放たれる。 「煉獄の焔よ!狂い咲け、咲き乱れろ!」 キュウコンの哄笑が密林の中に響き渡る。 「燃える……燃えてしまう……!」 ウツボットが火に包まれる。 「火気厳禁ですわよ」 エリカはウツボットをボールにもどすと別のボールを投げた。 「ラフレシア、敵トレーナーを生きて帰してはいけませんよ」 「はーい、っと。じゃ、やらしてもらいますね」 ラフレシアが頭についた花をたたくと同時に紫色の粉が辺りに充満した。 「くっ、う、ますたぁよ、何か…されたようだ」 「大丈夫か?」 おそらく毒の粉だろう。くそっ、力比べじゃ勝てないからって嫌らしい手を使ってくる。 「あらあら、どうしたんですの?」 くそぅ、ぜってぇこいつサドだ。うん、ドSだ。こっちだって嬲られっぱなしじゃ……ん、あー、うー、うん、別にこういうのもいいかもしれない。ていうか踏まれた(ry 「えっちなのはいけないと思いますよ」 はい、自重します。 それにしても草といえば補助技のエキスパートである。どうしたものか……。 ん?粉……そうか、一か八かだがやってみよう。 「キュウコン!ラフレシアの花に向かって火の粉を放て」 「?どういうことじゃ?」 キュウコンが怪訝そうにしつつも火の子を放つ。火の粉はラフレシアの頭の花、粉の発生装置に吸い込まれていき――。 大爆発を引き起こした。 「あれは、どうなったんじゃ?」 「空中に待った小麦粉に引火すると大爆発を引き起こす――それと同じだよ」 「考えましたね……」 焔が消え、エリカが現れる。その傍らには満身創痍といった感じのラフレシアが膝をついている。 「ぅっ……やるじゃない」 ラフレシアは再び立ち上がろうとするが、がくりと膝をつく。 「このとおり、私のポケモンはみんな瀕死。あなたの勝ちですわ」 そう言って俺の元へ歩み寄り、俺の胸元にバッチをつけてくれる。 「くやしいですが、久々のバトルはおもしろかったですわ。もう一度戦う機会があればそのときは格安でお願いしますわ」 にこりと微笑んでくるエリカ。うぅ、萌える…萌えてしまう…… 「主?」 余韻に浸っているとサイホーンに釘をさされた。何だ、目つきが怖いぞ? 「じゃ、俺たちはこれで失礼します」 「またいらしてくださいね」 「ええ、わかりました」 そうして俺たちはジムを後にした。 ○ 「さて、次はセキチクシティかな」 ポケモンセンターの部屋でタウンマップを開き俺は言った。 「そのようじゃな」 横ではキュウコンがお茶を啜っている。 「とりあえずサイクリングロードを通っていこうと思うんだがみんないいか?」 「私は主の意向に沿う」 「私も異論はない…なの」 「じゃ、明日はタマムシデパートで回復アイテムをそろえたら出発だ!」 と、元気な調子で解散させようとしたら辺りを怪しい空気が包む。 「ところで主、今日のジムでのことだが」 「ふむ、鼻の下を伸ばしておったのぅ」 「……」 オヤ、ミンナノシセンガオレヲセメテイルヨウダ。俺はこの空気に絶えられず逃げてもいいし、逃げなくてもいい。 「じゃ、じゃあ、今日は解散だ。明日は早いからしっかり休めよ」 そう言って立ち去ろうとする俺の服の裾をサイホーンがつかむ。あれ、逃げれないよ。逃走率うpにスキルポイントをふっといたんだが。てか顔怖いよサイホーン。 「さて、どういうことかしっかり聞かせてもらおうか!」 じょ、冗談じゃ…… あとがき フッフッフ、二話の執筆が大分遅れたぜ。理由は世界樹Ⅱ以外の何物でもなくて、しかもhageまくり。 その影響もあって今回は世界樹ネタ多し。気になる人はwikiにでも行ってもいいし行かなくてもいい。 だが、やはり俺はレイヴンのようだ。ACネタは懲りずに盛り込まれているんだぜ。 世界樹やってるから三話の執筆は気長に待ってくだされ。 最後になったけど以外に反響多くて嬉しいんだぜ。 ではノシ
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「ユキメノコ、『冷凍ビーム』!」 「はっ、はい! えーっと、その……きゃあああああああああああ!!」 相手のゴローンのいわなだれ。 弱点倍率にユキメノコの薄さも相まって一発撃沈。 賞金として4000円をふんだくられ、タダでさえ寂しい懐に大きな風穴が開いてしまった。 「ああぅ……ごめんなさいマスター……」 「うーむ……」 素早さではこちらの方が上なのに、ウチのユキメノコはどうにもあたふたしてしまい先制のチャンスを逃してしまう。 先制を逃しては折角の素早さも宝の持ち腐れ。 是非とも気後れしない度胸をつけていただきたいのだが、どうすればいいのか……。 「やっぱり私にバトルなんて無理なんです……トロいし、ひ弱だし、根暗だし、いっつもオドオドしてるし、対人恐怖症だしry」 「あー、そんな事ないって、ないない」 「そんな事あります! 私いっつもマスターに迷惑掛けてばかりで、あの時もあの時もあの時も……」 そしてこのネガティブ思考。 座り込んで地面にのの字を書く背中に被るのは、おどろ線。 萌えもんのカウンセラーというのは存在しないのだろうか。 「とりあえず暗くなる前に今日のキャンプを決めないと」 今の季節は冬。しかもここいらの地域はよく冷える。 暗くなる前にテントを張らないと面倒な事になってしまう。 「ほら、ユキメノコもしおれてないでご飯食べて元気出そうか」 「はいぃ……」 ★ 「はぁぁ……」 私の口から漏れるのはため息だけです。 その原因は唯一つ。 「今日もマスターに迷惑かけちゃいました……」 「まだ昼間のバトルの事気にしてるのか?」 未だにしおれている私の元にマスターが夕ご飯を持ってきてくれました。 萌えもん用の暖かいシチューです。 「私は大丈夫ですよ、マスター……大丈夫です大丈夫です大丈夫ry」 「……全然大丈夫そうに見えないな」 マスターが私の隣に座って自分のご飯を食べ始める。 ……ちょっとドキッとしてしてしまいました。 「? どうした?」 「あっ? えっ?! い、いえ、なんでもありません……」 「昼間の事はあんまり気にするなよ? ユキメノコは素早さ高いし弱くないんだから、もっと自信持とうな」 「はっ、はい!」 やっぱりマスターは優しいです。 私達、萌えもんの事、すごく大好きでいてくれて。 ご飯だって皆一人一人の好みとか栄養とか考えてくれて、それに美味しいし。 けど、 「マスターは今日もパンだけなんですね……」 「美味しいぞ、このパン。欲を言えばジャムが欲しい所だが、今は切らしているからなぁ」 「あの……私のご飯、食べます?」 「萌えもん用に調理したご飯は人間には食べられないよ。でも、ありがとうな。気持ちだけ貰っておく」 そう言ってマスターはパンを美味しそうに口に運びます。 でも、誰だって分かります。アレでお腹いっぱいになるはずありません。 私はこんなに美味しいご飯を貰っているのに、肝心のマスターはパンだけなんて……。 マスターの役に立ちたい……。 いっぱいバトルに勝って、いっぱいお金を稼いで、いっぱい美味しいご飯をマスターに食べて欲しいです。 「少し残しておくか。ユキメノコ、『いつもの』お願い出来るかな?」 「はぃ……」 私はマスターが残したパンを冷凍ビームで凍らせます。 役に立ちたいけど……バトルが駄目な私が出来るのは、こんな事くらい。 情けないです……。 「俺は少し散歩してくるけど、食べ終わったら食器は皆の分とまとめておいてな」 「はい、分かりました……」 「あんまり食が進んでないみたいだけど、食べなきゃ元気出ないぞ?」 マスターは立ち上がって森の方へ歩いて行ってしまいました。 ポツンと残される私。 マスターはああ言ってくれましたけど、食なんか進みません。 「ユキメノコどうしたのっ?」 「げんきないわね」 「ごはんのこしたらダメー」 私に声を掛けてくれたのは同じマスターの萌えもんのレアコイルちゃんでした。 「げんきだそうよっ! ごはんおいしいよっ!」 「ありがとう。でも、私マスターに迷惑掛けてばっかりで……恩返ししたくても私、バトルは全然ダメだし」 「だったら、バトルいがいでおんがえしすればいいじゃない」 「……え?」 私はハッとして固まってしまいました。 「わたしたちはバトルもうよゆーだけれどー」 「『じしゃく』あるもんねっ。もうまけないよねっ」 「あたりまえじゃない。れんせんれんしょーって言ったで……」 「そうだよ…っ。………だよねっ……」 レアコイルちゃんがまだ何か喋っていましたが、私にはもう聞こえませんでした。 そうです。何で今まで私はバトルにこだわっていたんでしょうか。 バトルがダメならそれ以外で、うんとマスターの役に立てばいいんです。 「レアコイルちゃんありがとう! 私、がんばります!」 ★ 散歩の途中、座ろうかと思っていた折に丁度澄んだ湖を森の中で見つけた。 俺は、これ幸いと畔に腰を下ろした。 冷えた空気は頭を働かせるのに一役買ってくれる。 加えて目の前には、凍った湖面に映える月。 これなら、ユキメノコの事も何か良い案が浮かびそうだ。 「実力はあるんだよなぁ。大体の相手に先制が取れるし、氷系の高威力技だって覚えてる」 後はやはり相手に気後れしない自信だろう。 しかし、萌えもんの事を色々と勉強はしてはみたものの、萌えもんに自信をつけさせる方法などは見当もつかない。 どうしようかとしばし頭を捻るが、良い案は浮かばず。湖面に映える月効果はなし。 そこで、ふと気付く。 ここは萌えもんひしめく森の中である。 にも関わらず今、俺の萌えもん達は皆外に出て食事中。手元にゼロ。 「マズイかな……」 散歩を中断してキャンプに戻ろうかと思ったその時、 「ますたーっ」 「おさんぽですか?」 「わたしたちもーますたーといっしょにおさんぽするー」 賑やかな声が俺の耳朶を打った。 見知った顔に見知った声。俺の萌えもんのレアコイルだった。 俺は浮かせた腰を再び下ろす。もう少し、散歩を楽しめそうだ。 「ねぇ、ますたーっ?」 「ん? どうした?」 気付くと、レアコイルが皆不安そうな顔を浮かべて俺に視線を向けていた。 「ますたーはユキメノコちゃんのことすてたりしないよねっ?」 「あのこもがんばっているんですよ……?」 「おわかれはさみしーのー」 ユキメノコはダメな萌えもんなんかじゃない。 少なくとも、俺とレアコイルはそんな事思っちゃいないんだから。 「大丈夫だって。捨てるなんて、そんな事する訳ないだろ?」 そう言って、レアコイル達の頭を撫でて、安心させてやる。 「やっぱりますたーはやさしいっ!」 「いっしょうついていきます!」 「ますたーだいすきー」 「こら! 抱きついてくるなって! 背中に乗るな、頭に乗るなっ!」 どうやら散歩は楽しめそうだが、考えに耽るのは難しいようだ。 ★ 「おはよーございます!」 「ん? ……ん?」 レアコイルちゃんに諭された翌日。 私は元気いっぱいにマスターを起こしてあげました。 爽やかな朝は爽やかなお目覚めからなんです。 「……ユキ、メノコ?? んん?」 「はい! 不肖、このユキメノコがマスターの目覚まし時計の代わりを務めさせていただきました!」 「あー、そうか……ありがとう」 テントの中で寝袋に包まっているマスターは何だか寝ぼけているようです。 でも大丈夫です。こんな事もあろうかと準備は万端なんです。 「マスター、これを飲んでください!」 「んん……これは? ……って冷たっ!!」 「湖の澄んだ水をうーんっと冷やしておきました! さあ、ぐいっといって下さい、ぐいっと!」 冷たい水をぐいっと飲めば、頭もスッキリして爽やかな朝を迎えられるはずなんです。 「あ、ああ……いただくよ」 マスターは水を一気飲み。 これでマスターは爽やかな朝を迎えられました。 のはずなんですが……。 「マスター何か震えていますが……大丈夫ですか?」 「いや、大丈夫だよ……」 もしかして、私が差し上げた水が冷たすぎたのでしょうか……。 「マ、マスター焚き火しましょう! 暖かいですよ!」 「そうだね。じゃあ……」 「わっ、私がやります!」 早速失敗してしまいましたが、めげません! マスターをテントの外へ連れ出し、私は焚き火の準備を始めます。 焚き火くらい私だって出来ますし、マスターに暖まってもらうんです! 「燃えやすい小さな小枝や落ち葉の上に薪を置いて、種火を起こして……」 自分でも頼りない手つき……でも、コレくらいは出来ないとダメです。私、バトル出来ないし……。 「種火を入れたら息で空気を送り込んで……」 「あっ、ユキメノコ!」 「あっ……」 気付いた時には手遅れでした。 ゆきぐに萌えもんの私。当然、その息を吹きかけてしまっては……。 「ああっ……!」 種火は元より、薪まで見事に氷漬け……。 「あっ、あっ、あのあのあの……! ごっ、ごめんなさいぃ……」 「いや、大丈夫だよ。そろそろ出発しようか。朝ご飯は町に着いてから食べよう」 マスターは怒るどころか私を気遣って優しい言葉を掛けてくれます。 でも、甘えちゃいけません! 自分の失敗は自分で取り返します! 「マスター、その荷物私が持ちます!」 いつもマスターは重そうなバッグを背負っています。 私がそのバッグを持てば、マスターは身軽になって楽が出来るんです。 「いや、でもコレ、相当重いから」 「大丈夫です!」 「でもなぁ……」 「私に持たせて下さい! お願いします!」 「……分かったよ。無理そうだったら代わるからな?」 「あ、ありがとうございますっ!」 今度こそマスターの役に立つんです! 気合を入れてバッグを持ち上げ…… 「あ、あれ?」 ビクともしないバッグ。 「んっ、んっ、んぅぅぅ~……!」 バッグは一向に持ち上がる気配さえしません。 頑張らないと、頑張ってマスターの役に立たないと! 「んぅぅぅ~!」 ズリズリズリと、バッグを引きずる私。 けど、私の腕に掛かっていた重さは無くなりました。 「おいおい。もう、いいってユキメノコ」 マスターは私が持ち上げられなかったバッグを、いとも容易く背負っていました。 私は出来なかった……私は……。 「さ、行こうかユキメノコ。ボールの中に戻って」 「嫌……」 「え?」 「嫌です!!!」 あれ? 私何で叫んでるんだろう? 「私なんてもう全然なんです! バトルはダメだし! それでもマスターの役に立ちたくて!」 私、こんな事言いたくない……。 「でも色々やったけど全部ダメで! もういいんです私なんか! ほっといて下さい!」 止めて……こんな事言ったら、 「もう私に優しくしないで!」 止めて……こんな事言ったら、 「もう私に構わないで!!」 マスターに嫌われちゃう……! 「あ、あれ……?」 はっと、我に返った後に残るのは強烈な罪悪感だけ……。 どうしよう……どうしよう……! どうしよう……絶対にマスターに嫌われた……! 「あ、あの……マスター……」 「……出発しようかユキメノコ」 マスターは、それだけ言うと歩き出しました。 ★ 腕が悪いとは前から思っていた。 だから勉強した。色々と。 けど、勉強したのはステータスだとかバトルだとかそんな事ばかり。 そんな事ばかり勉強したってそりゃあ萌えもんの、ユキメノコの気持ちは分からないよな。 全く最悪だ。 どこまで腕が悪いのかと。 けどユキメノコもアレだよな。 自分の事をダメだダメだって、そんな事絶対にないのに。 ……あ、何か腹立ってきた。 ★ 「……………………」 マスターは黙って歩き続けてます。 私はその少し後ろを付いて行きます。 「……………………」 絶対にマスターに嫌われてしまいました。 もう二度と口なんて利いてくれません。 ……じゃあ何で私、マスターの後ろに付いて行ってるんだろう。 「……………………」 ずっとマスターと一緒に旅していたい……。 ずっとマスターの萌えもんでいたい……。 でも、もう……。 「ユキメノコ」 「は、はい!」 口も利いてくれないと思っていたマスター。 けれど唐突にマスターの口から私の名前が出て、驚いて顔を上げてみると 「ここは……?」 私の目の前に広がっていたのは、氷の張った湖でした。 「マスター……?」 「ユキメノコ、『吹雪』使えるね?」 「は、はい……」 「ここで思いっ切り『吹雪』を起こしてみて」 「え……でも……」 「いいから」 私にマスターはとにかく『吹雪』をやってみてと言います。 訳は分かりませんが、私は黙って『吹雪』を起こしました。 その理由は一つ、マスターに嫌われたくないから……。 「もっと! 思いっ切り!」 「んん……!」 私は力を込めます。 「もっと! もっとだユキメノコ!」 「んぅぅぅぅぅ!!」 もっと、もっと、もっと力を込めます。 「まだだ! もっと!」 また優しい言葉を掛けて欲しい……! マスターの萌えもんでいたい……! 「んんぅぅぅぅ……んんん!!!」 マスターとずっと一緒にいたい!! 「んああああああああああああああああ!!」 轟音まで伴った『吹雪』。 一寸先も見えないような冷風が周囲をひとしきり舐めた後、『吹雪』はやがて静かに止んで…… 「わぁ……!」 後に残ったのはキラキラと光る空気でした。 「すごい……空気が光ってる……!」 「ダイアモンドダストだよ」 マスターが私の隣に立って言います。 「すごく寒い時に、晴れてたりすると起こる現象でね。氷の結晶になった空気中の水分が太陽の光を受けて輝いているんだよ」 氷の結晶がキラキラと太陽の光を反射しています。 まるでお星様が生まれているみたいです……。 「いや、湿度が低いとダメなんだけど、何とかなってくれたか」 「キレイです……すごいですね……ダイアモンドダストって」 自然はただそこにあるだけでこんなにもキレイなのに、私は……。 「ダイアモンドダストはすごくなんかないよ」 マスターは首を横に振って言います。 「この現象は気温がマイナス20℃程度にならないと絶対に起こらないんだ。つまり、コレはユキメノコ、キミが起こした事なんだ」 「え?」 「だから、すごいのはダイアモンドダストじゃなくて、ユキメノコの方なんだよ」 コレを……こんなキレイなものを私が……? 「加えて言うと、この現象はすごく珍しくて俺も今回が初めての体験だ。ほら、ユキメノコは立派に役に立てたじゃないか」 「あっ……」 私、役に立てた……? マスターの役に立てた……! 「マ、マスター! あのあのあのあのわたっ、私、私っ!」 「チョップ」 「きゃっ……!」 マスターのチョップが、コンと私の頭に刺さりました。 「痛いです……」 「いいかいユキメノコ? 次に自分の事をダメなんて言ったら俺、怒るからね」 「は、はいぃ」 「なら、よし!」 マスターは私の頭を優しく撫でてくれて、笑いかけてくれました。 「…………そっか」 私は、マスターのこの笑顔を向けられたいから…………。 「マスター、大好きです………」 「ん? 何か言ったか?」 「ふふっ、何でもありませんよ」 「……まぁ、いいか。とりあえず町に行こうか。正直、この寒さは俺には堪えるよ」 「えーっ!? こんなにキレイなんですよ? もっと見ていたいです!」 「あー……分かったよ。チョップのお詫びだ。もう少し付き合うよ」 二人で眺めるダイアモンドダスト。 「マスター、これからもよろしくお願いしますね……」 「ああ……」 ★ 「ユキメノコ、『冷凍ビーム』!」 「はっ、はい! えーっと、その……きゃあああああああああああ!!」 相手のイワークのいわなだれ。 弱点倍率にユキメノコの薄さも相まって一発撃沈。 賞金として3000円をふんだくられ、タダでさえ寂しい懐に大きな風穴が開いてしまった。 「ああぅ……ごめんなさいマスター……」 ユキメノコのバトルは相変わらず振るわない。 けれども 「でも次! 次は勝って、マスターに美味しいご飯を食べさせてあげますから! 待っていて下さいマスター!」 前よりも笑顔が増えたから、良しとしよう。 あとがき ダイアモンドダストをネタに使っておいて自身は体験した事ないとかry 文法、用法、誤字脱字は未熟と思ってご容赦を さーてユキメノコに努力値を振る作業に戻るかぁ
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「・・・ん・・・・・・・・ここは?」 周りを見渡すといかにも海の側の砂浜みたいな白い所だ。でも海はない。何故か波が押し寄せて来ては引いて行く音だけが虚しく響いている。 「ここは私の夢の中」 「エーフィ?」 にしては少し雰囲気が違う。 「残念ながら私は貴方の言う「エーフィ」ではありません」 「じゃあ、一体・・?」 「それは誰にも分かりません。ここは夢だから私はエーフィであり、「エーフィ」ではない」 「それならエーフィはどこに・・・」 「それは教えられません」 「な・・」 何故・・と言いかけた時 「それは「エーフィ」が貴方とは会いたくないと思っているからです」 「!?」 俺の心の中が読めるのか!? 「はい、浅い所までですが」 じゃあ会話をしなくてもテレパシーのようなもので話が出来るってことか。 「でも貴方の心が読めるのはこの空間にいる私だけです。「エーフィ」にそれは出来ません」 「そうなのか・・・」 「それで、話を戻しますが」 「そうだったな。‥エーフィが俺と会いたくない理由って何なんだ?」 「それは、貴方を傷付けたこと」 「俺を?」 「「エーフィ」は貴方を危険にさらし、傷を負わせたことで後悔しているのです」 「どういう事だ?俺はエーフィに危険にさらされた事もないし、傷を負わされるなんて事ある訳が無い!」 「では、パルキアに襲われた事はどう説明をするんですか?」 「それは・・・元はと言えば俺が異常事態を解決しようとしたのが原因で」 「異常事態を起こしたのが「エーフィ」だとしても?」 「!? そ、そんな事、エーフィがする筈が無い!もしあったとしても何か理由があるはず…」 「どのような理由があろうとも、故意に罪を犯すのは重罪ではないでしょうか」 「それとも、貴方はその犯罪者を庇うとでも言うのですか」 「な!?・・・エーフィの事を言っているのか」 俺は出来るだけ冷静を装って言った。 「当然です。それ以外に誰か居ますか?」 「…お前はエーフィの事を何だと思って・・・!」 「私はあくまで客観的に物事を見ているだけですから」 「……っ!…もういい!」 「諦めるのですか?」 「諦めなんかしない!エーフィを探しに行くだけだ!」 俺は宣戦布告のように言い放った。 「………ふぅ、憎まれ役は好きじゃないですね」 「…とは言ったものの、どうすればいいのか」 「あと、言い忘れてました」 「うわ!?いつの間に‥!」 俺は思わず身構えた。 「ここは「エーフィ」の夢。そして私はここの住人。だから「エーフィ」か私は望めば何でも出来ます」 「…だったらエーフィが俺に会いたくないと思っているならどうすれば・・・。」 今、この「エーフィ」に対して怒っていても状況は何も変わらない。そう思い俺は怒りを抑えて言った。 「ですが、ここは「エーフィ」の夢でもあり貴方の夢でもあります。そうで無ければ貴方はここには存在しません。 「エーフィ」が私を貴方と会わせたのは望んだのはこれを貴方に伝えるためかもしれません。もっとも、 私は犯罪者に肩入れするような性格ではありませんが、ここでは「エーフィ」に逆らう事も出来ないので仕方無く協力してるのですよ」 「…俺はそう言う話し方は気に入らないけど…お礼は言っておく。……ありがとう」 「!?」 途端にこの「エーフィ」の顔が赤くなった…気がした。 (な……私は、お礼を言われるなんて‥思ってもいなかったのに…この素直さ… …「あの子」がこの人を好きになるのも分かるような気がします) 「ん?何ぶつぶつ独り言言ってんだ?」 「な、何でもありませんよ。私は役割を果たしたので‥失礼します」 と言うと「エーフィ」の姿が消えた。 「何だったんだ、一体」 まあいいさ、それよりも今大事なのはエーフィの事だ。あの「エーフィ」はああ言っていた。 なら今は何を言ってもエーフィには届かないだろう。本当に後悔しているとしたら俺の言葉なんて 怖くて聞きたくないって思っているだろうからな。 それでも、やるべき事は一つ。後戻りは出来ないし、するつもりも無い。 目を閉じて強く思いながら俺は歩き出した。 ただ、エーフィに会いたいと思いながら。 ------------------------------ ひたすら歩き続けて数分、俺は立ち止まって目を開けた。 ………そこには、さっきと同じ景色が同じように存在するだけだった。 ・・・・たった一点を除いて。 「エーフィ…?」 そう言うとエーフィは一瞬、体をビクッとさせて、こっちを見た。 「マ、マスター……?」 声が震えている。エーフィの目にはよっぽど俺が怖く見えてるのだろう。 この様子を見て、エーフィがあの異常事態を引き起こした張本人だと言う事は明白だった。 俺はエーフィに向かって歩き出した。その時、 「こ、来ないで下さい!」 「!?」 体が宙に浮く。これは・・・サイコキネシス・・ 「……ぐっ!!」 体が垂直に叩きつけられる。パルキアのアクアテールには及ばないものの、これも相当な衝撃で、悪くすれば意識を失っていたかもしれない。 「…!?マ、マスター!………」 これ以上俺が傷付くのが怖いのか、エーフィは俺から目を背ける様に頭を抱えてしゃがみ込んだ。こんな弱々しいエーフィを見たのは初めてだ。 それでも俺は、エーフィに向かって歩き続ける。 それを見たエーフィは、 「……っ…来ないでって言ってるじゃないですか・・・!!」 そう叫ぶとエーフィの左右の場所から、サイコキネシスの塊の様なものが2つ現れ、俺に目掛けて飛んできた。 さすが、エーフィの夢の中だけあって何でも出来るんだな・・・。 「……クッ!!……っ!?」 2つの塊が直撃した為か、さすがに意識が朦朧として来た。2発目は声すら上げられない程の衝撃だった。 「……!!…‥マスター…ダメですよ…そんなの…マスターの体が…」 エーフィが俺の事を心配している。俺が…………何だって?… もう…目が霞んで来た……エーフィが泣いている……全く、…泣き虫だな…… 「何でそうまでして私の味方になってくれるんですか?」 「え?ああ、それはな。俺にとってエーフィが一番大切な人だと思ってるからだな」 何だこれ?走馬灯か?夢の中でも現実と同じで死ぬ事って出来るんだな。 「ええ!?それってつまり…」 エーフィの顔が赤くなる。 「それに俺は……」 そうだ。俺はこの時、どういう思いでこの言葉を言ったのか。忘れてなんかいない。 「もう…来ないで下さいよ……どうして……どうして私なんかの為に必死になるんですか…!?」 「‥そんな事、‥決まってる…」 「…もう…放っておいて下さい…。」 今、俺が言えるのはこれだけだ。 「俺が‥そういう性格って事、エーフィも知ってるだろ…。だから、俺は・・・」 エーフィに不安を抱えないように、今できる最大限の、弱々しい、優しい笑顔で笑って見せた。 サイコキネシスの塊が止めを刺そうと俺に向かって飛んでくる。今度直撃したら恐らく命は無い。 (ああ、俺はここまでか…短い人生だったな。…そういえば‥エーフィと出会って…まだ一年も経ってないんだな…… …………これから沢山の思い出を作って、いっぱいふざけ合って… …そしてエーフィの笑顔を見て、俺も笑顔で返す……そんな些細な事さえ出来ないほど…俺は‥弱かったんだ……) もう泣いたりはしない。 もう、どうしようもならない事だと分かっているから。無駄な抵抗は止める事にした。 「‥マ、マスター…………………マスターーー!!!!」 エーフィがそう叫ぶと、エーフィの左右の場所から、更に2つのサイコキネシスの塊が現れた。 俺は死を覚悟した。何故なら、その新たに現れた塊が、俺に向かって飛んできたからだった。 (これは‥確実に終わったな…) もう既にサイコキネシスの塊との距離はあと十数cm。誰に言われなくても、手段が何も無い事は明白だった。 俺は諦めの意味も込めて目を閉じた。 そしてその時、それが俺の体を貫いた。 「…………」 何だ、死ぬことなんて大したこと無いんだな。そう思った、その時。 「‥大丈夫ですよ、マスター。」 また走馬灯か?…せっかくだし、大人しく見ておくか… 「ん?何がだ?」 「マスターの事は、私が守りますから。たとえ‥どんな事があっても」 「どうしたんだよ、急に」 「えへへ、何でも無いですよ♪」 ああ、これはまだエーフィと出会って間もない頃の記憶か…懐かしいな… …そうだったな…エーフィはいつでも俺の事を守ってくれた。 今度は‥俺がエーフィを救う番なのかな……救う番?……違う。俺はエーフィを救いたい。 …その気持ちだけでここまで来た…でも今のままでは、エーフィを救う事は出来ず、俺は死んでしまう。 ‥そんなのは何の意味もない。ただの無駄死にだ。なら、死ぬ前にやれるべき事はやっておく。幸い、俺はまだ完全に死んだ訳じゃ無い。 そう決意し、俺は目を開けた。 そこには、さっきと同じ光景があった。違う点と言えば、サイコキネシスの塊が一つも無いことと、 エーフィが泣きながらも、微かに安堵の表情を浮かべていることだった。 「……………」 俺は何も言わない。ただ、エーフィに向かって片足を引きずりながら歩き続ける。 エーフィは体をビクビクさせながらも、俺が近付くのを止めようとしない。 そして、エーフィの前まで来た俺は、エーフィを見る。 エーフィは俺と目を合わせると、より一層体をビクッとさせた。しかし、体を震わせながらも俺に対して目を背ける事は無かった。 もう体に力が入らない。それでも俺は・・・ 俺はゆっくりと倒れこむようにして、エーフィを優しく抱き締めた。 エーフィもそれで安心したのか、一気に泣き出してしまった。 そして俺は、最初に聞きたかった事を聞いてみる。 「…エーフィ、何であんな事を?」 「…うぅ…ヒック……だって…マスターと出会ってもうすぐ一年になるのに…思い出が…まだ何もないじゃないですか…。 だから…私…何も事件が無いなら‥作ってしまえばいいって‥そう思って…」 それなら全てが繋がる。それなら異変に気付けるのもエーフィだけで、エーフィが寝ていたり、意識が無い時は雨は降っていた。 「じゃ、じゃあパルキアが出てきた時の事はどう説明すれば…」 「あの人は‥多分…異変を起こした私を…………それなのに、マスターまで巻き込んで…ごめんなさい…マスター……」 「……………」 エーフィは今後悔しているし、十分反省もしている。俺はそう思う。 あの「エーフィ」は、どのような理由があろうとも、故意に罪を犯すのは重罪だと言った。 確かにその通りかもしれない。でも、だからと言ってエーフィ一人の責任にはしない。 「…それならエーフィの罪、俺も背負うよ。‥元はと言えば気をつかってやれなかった俺も悪いしな」 「…そんな‥マスターは悪く無いですよ…」 「‥‥もし、俺が悪くなくても‥エーフィの罪を少しでも背負う事ぐらいは…出来る筈だろ…?」 「……もう‥‥バカですよ…マスターは……」 そう言いつつ、エーフィは泣き止んで目を瞑った。 「マスター・・・」 そして、俺がそれに答えようとした瞬間、 俺は、眠気に誘われるようにどこかへと倒れた。 「……どこだ…ここ…」 辺りは真っ暗だ。エーフィもいない。 「ここは俺の夢の中だ」 「‥‥と…言うことはお前は「俺」であり俺ではないんだな。」 「何だ、分かってるじゃないか。なら話は早い。俺がお前を現実へ覚まさせてやるよ。条件は――」 そう言って「俺」が笑った。 ------------------------------------------ …目が覚める。そういえば座ったまま寝てたんだったな。おかげで膝が痛い。 「…夢…だよな」 そう、昨日の夜から、さっきの事まで。 しかしエーフィは寝たままだ。 「エーフィ、朝だぞ。そろそろ起きろよ」 エーフィは反応しない。 その時、俺は最悪の状況を思い浮かべてしまった。 ―エーフィは、もう二度と目が覚めない― 「…………っ!」 俺はそんな馬鹿な妄想を振り払うかのようにエーフィに言い続けた。 「悪ふざけはやめて早く目を開けろよ…早くしないとエーフィに出会ってから一年が経っちまうだろ…それでもいいのかよ…」 だが反応は無い。 「ほら…早く起きて一緒に思い出を作りに行こう…」 しかし反応は無い。 「エーフィ、俺は‥‥俺だけが存在していても何も出来ないんだ………俺はしっかりしているように見えるかもしれないけど、 本当はとても弱くて……一人では生きてられない位弱いんだよ………」 それでも反応は無い。 「だから………エーフィ………目を覚ましてくれ………頼む‥‥エーフィ………!」 それが決められていた事だったのか。それとも祈りが通じたのか。 その時、 「‥‥‥‥‥‥ん‥‥」 「!!! エーフィ!?」 「………マ…スター………?」 エーフィの声は弱々しく今にも消え入りそうだった。 「………マスター‥‥私…………怖いんです………だから‥‥手を………」 「手を?」 「……………手を握ってくれませんか?」 「ああ、分かった、エーフィが離していいって言うまで握ってるから…………」 少し泣きそうになりながらも俺は答えた。 「ふふ‥‥ありがとうございます、…………私の好きな、‥‥マスター………」 エーフィは再び眠りについた。それが永遠の眠りなのか、それとも、いつもと同じ一時的な眠りなのか、 このときの俺には分からなかった。 ただ、1つだけ分かっていることは、俺がこの場で何を言おうと、何も状況は変わらないこと。それだけだった。 ================================================ あれから何週間が過ぎただろうか。 今年もこの寒い季節がやってきた。とは言っても、それは何週間も前から分かっていた事である。 雪は降らない。 ニュースではそう言っていたが、やっぱり当てにならなかった。 雪は見事に降り、白くなった町並みは、また違った安心感がある。そして今日はクリスマス当日という事もあり、独特の緊張感も漂っていた。 そんな中で、俺は一人病院の廊下にいた。 結局あの後、エーフィは順調に回復。とは言え、まだ無茶は出来ず、定期的にカウンセリングを受けなければならないとの事。 今日はあの喫茶店に2人で行こうかと思っていたのだが、それは叶いそうも無い。 と、その時エーフィが戻ってきた。今日は最後のカウンセリングだったので少し気が楽かもしれない。 「お疲れ様。どうだった、エーフィ」 「どうもこうも無いですよ。いつも通りです」 「そうか。じゃあ家に帰るか。」 「そうですね、マスター。」 「今日は夜に備えて家の飾りつけの続きだな」 「頑張ってくださいね。マスター」 「何言ってんだ、エーフィも手伝うんだよ」 「私がですか!?私病人ですよ!」 「さっきまでな」 「もー・・・マスターったら・・・」 エーフィが少し不機嫌そうに怒る。 「はは‥冗談だよ。エーフィには料理を作るときに手伝ってもらいたいだけだって。」 「本当ですか?まぁそれぐらいなら手伝ってもいいですけど・・」 エーフィが油断している・・・ここで不意打ち。 「・・ありがとう、エーフィ」 最高の笑顔で心から素直に感謝をする。ここまで直球で言ったのは久々だけど。 「!!!!!」 エーフィの顔が瞬時に赤くなった。 「な、ななな何を言うんですか、マスター!?」 「何って・・感謝の気持ちだけど・・・もしかして、今のだけじゃ足りないのか?」 などと、わざとらしく言ってみる。 「な!?ま、まさかマスター最初から!!?」 エーフィの顔はもう真っ赤だ。 「さぁ?どうだろうな?」 「とぼけてないで・・・って待ってください!今日と言う今日は逃がしませんよー!!」 エーフィはあの時、思い出を作りたいから事件を起こしたって言っていたけど、こういう些細な事も思い出じゃないのかなぁ、と俺は思う。 まあ、価値観なんて人によって違うからわからないけど。 そうして家の前まで着く。走って来たからさすがに息が荒い。と、その時、ドアの前に何か置いてあるのが見えた。 オレンジジュース?のようだけど・・・。メモがあったので読んでみた。 「仲良く飲んでくださいね。 とある喫茶店のマスター」 「・・・・・・」 ああ、そういえばこの前、住所教えたんだっけ。 「ま、待ってください・・マスター・・・。」 そこへエーフィが追い着いてきた。 「はぁ・・はぁ・・・・・・・ん?何ですか、それ?」 「はい」 と言ってメモを渡した。 俺はオレンジジュースを持って、エーフィと家の中へ入って行った。 その夜・・・ 「よし!飾りつけ、料理、すべて完了!」 「やっと終わりましたね、マスター」 なんだかんだ言ってエーフィも手伝ってくれた。 「エーフィのおかげで予定より早く終われたな。ありがと、エーフィ。」 「いえいえ、大した事じゃありませんよ。」 と言いつつも照れているのが丸分かりである。 「時間も丁度いい頃合だし、乾杯と行くか」 「はい、そうしましょう♪」 今年最後の行事。2人きりのクリスマス。これは俺とエーフィにとって大事な思い出になるだろう。 明日で俺とエーフィが出会って一年になる。そういった意味でも今日と言う日は俺とエーフィにとって大切なものだった。 「「メリークリスマス!」」 と言って、互いにジュースの入ったコップを交わす。 話題には事欠かない。明日の去年から今日に至るまで、いろんな出来事があった。 その時、エーフィが言った。 「・・・バカですね・・私って・・思い返せばこんなにも沢山の思い出があったなんて」 「でもその1つ1つの思い出を立派な思い出だと思えるのは、エーフィのおかげだと俺は思うけどな」 「でも・・」 「でもは無し!俺が感謝をしてるんだから、今は素直にそれを受け取ればいいんだって」 俺はエーフィの頭を撫でる。…なんで俺、こんなこと言えるんだ? 「・・本当に・・ありがとうございます、マスター」 「ああ。・・・・・・・・・ってあれ?エーフィ、顔が赤いぞ?」 「そ、そういうマスターだって顔、赤いですよ?」 「え?そうなのか?まったく気付かないんだけど・・・」 「・・・なんか私、頭がボーっとしてきました・・・」 「奇遇だな、俺もだ・・・」 なんなんだこの感覚?といっている間にも思考回路が侵食されていく・・・・・ 「・・クラクラするけど一応大丈夫みたいだ」 「そうですか・・・私なんか・・・変な感じです・・」 エーフィはあまり正常ではないみたいだ。 「そういえばますたぁ、夢の中のできごとっておぼえてます?」 「? あ、ああ、一応」 「それならさいごに私がなにを望んだか・・・・おぼえてますよね?」 「まぁ、とりあえずは」 この状況は・・・ 「あれって結局ますたぁとできなかったんですよねー?」 ・・・とてもまずいものを感じる。こういう時の勘は妙に当たる。 「・・・・・」 しまった!黙り込んだのは失敗だった!・・・・もう遅かった。 「と、いうわけでますたぁ、覚悟してくださいね・・・・!」 「何でそうなる!うぅ・・・」 さすがに部屋の中だけあって逃げ場が無い!と迷っていると、 「それじゃあいきますねー・・ますたぁ・・!」 そういってエーフィがゆらりと近づいて来る。…あ、なるほど。あれはジュースではなくお酒だったのか。通りで。 ・・って、今更分かっても何の役にも立たないし! ・・くっ・・・俺にもアルコールが回っているため、あまり速く動けない・・・ なので、数分間俺とエーフィは机を中心にぐるぐる歩き回っていた。 (・・どうする・・・このままじゃアルコールが完全に回って俺が倒れるのが先だ!・・・とはいっても今は打つ手が・・・) と悩みつつ机を中心に歩き回っていると、 「えへへ、ますたぁ、つかまえたー」 と言う声が前からして俺は青ざめた。 「え・・・」 ミスった・・考えに気をとられてエーフィの進行方向が逆になっていた事・・気付かなかった・・・・ 「じゃあますたぁ、かくごしてくださいねー」 それはエーフィの勝利宣言だ。奇跡でも起こらない限り俺に勝ち目は・・・無い。 その時、 「あれ?」 とエーフィが言って、足元がふらふらし始めた。 「やった・・この隙に・・・」 この隙に2階の自室に逃げ込んで鍵をかけてしまえば俺の勝ちだ・・。そう思って足を動かした瞬間、 「ますたぁ、にげちゃあダメですよ・・」 と、服を捕まれ、一緒に倒れてしまった。 結果、俺がエーフィを押し倒したようになってしまった。おまけに、 「フッ」 と言って部屋の蛍光灯が切れてしまった。恐らくは停電だろう。クリスマスだからって電力使いすぎだな。 でも、その代わりに窓から射し込む月の光が、俺とエーフィを照らしていた。 「マスター・・・」 エーフィも少し正気に戻ったのか、多少冷静になっていた。 と、思ったら目を瞑って俺に判断を委ねてきた。 「全く、仕方ないな・・・・」 俺はそういって降参し、エーフィにそっと口付けをした。 ------------------------------------ 「あ・・頭が割れる・・・」 しかしその後の朝、二日酔いで頭痛がしたのは言うまでも無い話だったりする。 END ========================================== 初めまして。初投稿になりますがどうでしょうか。ご意見、ご感想、お待ちしております。 季節外れなのは承知の上で投稿しました。長いSSになってしまいましたが、最後まで読んでくれてありがとうございます。 後編は思ったことをほぼありのまま残して書いたので少し怖いです; 次からはちょくちょく短編の話を書きたいと思うので、よろしくお願いします。
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ますた=マスター、主人公 オニドリル=冷静、無表情 ウツドン=ボクっこ、バカ ライチュウ=勇敢、ツンデレ 並み居る強豪トレーナーたちとの激戦をくぐり抜け、ようやくタマムシシティへとたどりついたますたと萌えもんたち。 その行く手に待ち受けるものとは一体ッ……! ま「うぇっwwwスロットおもすれーwwwwフヒヒwwwフヒヒヒヒwwwww」 ――数十分後。 orz ←ますた。 ま「オワタ……。調子に乗って遊んでたらいつの間にか無一文に……。今後に備えてタマムシデパートで 色々買い揃えなきゃならないってのにもう毒消しすら買えないとかマジでやば オ『ますた』 ま「のわぁっ! お、オニドリルっ、いつからそこにっ!?」 オ『ずっと探してた。どこへ行ってたの?』 ま「い、いやぁ、別に……」 オ『それよりますた、ミックスオレ買って』 ま「え……い、いや、今日は割と涼しいことだし、そこらの水道水で我慢しt」 オ『ますた、ミックスオレ買って』 ま「あぁっと、それよりこれからの旅のプランを練ろうかと思」 オ『ますた、ミックスオレ買って』 ま「いやーほんとタマムシシティってにぎやかな町だなー!」 オ『ますた、ミックスオレ買って』 ラ『あっ、いたっ! ちょっとマスター! どこ行ってたのよまったく! タマムシシティについた途端に行方くらませちゃって! 散々探し回ったんだからね!?』 ま「げっ……ライチュウまで……』 オ『ますた、ミックスオレ買って』 ラ『あ、あたしにも買ってよミックスオレ。ここまでがんばってきたご褒美ってことでさ』 ま「いや、えーっと……」 ラ『お金なら有り余ってるでしょ? ここに来るまでにあたしたちが その辺のトレーナー共をちぎっては投げ、ちぎっては投げしてふんだくった賞金が』 ま「で、ですよねー……」 オ『ますた、ミックスオレ買って』 ラ『買ってよミックスオレ!』 ま「…………だ、ダメーっ! ダメでーすっ! ブっブーっ!」 ラ『なっ、どうしてよぉ』 オ『ますたのケチンボ。薄情者。人格破綻者。人間のクズ』 ま「こ、ここのタマムシデパートには、ここでしか買えないドーピングアイテムが売ってるんだよっ。 それで、これからの冒険には、みんなの強さの底上げが必要だとオレは思ってるっ。 だけどそのドーピングアイテムはめちゃくちゃ高いから、倹約していかなきゃならないっ。 だからミックスオレはお預けですっ!」 ラ『……ふーん、あんたにしては珍しく真面目に考えてるのね……。 ま、あたしたちにかなうヤツなんていないと思うけど、そういう考えがあるなら仕方ないかー』 オ『だが断る。私はミックスオレを要求する』 ラ『オニドリルっ、わがまま言っちゃダメよっ』 オ『うぅーー不服ーー』 ま「ご、ごめんなっ。まぁそういうことだからさ、今日のところはひとまずゆっくり休もうよ。なっ」 ラ『そうね。ここまで連戦連戦でもうクタクタだし。 じゃ、明日は手始めにタマムシジムに殴り込んで賞金を巻き上げるとしますか』 ま「い、いや、バッジをもらうのが目的なんですけどね……」 オ『ミックスオレぇぇ……』 ――その夜。 ま「ふぅ……昼間はなんとか誤魔化せたけど、とりあえず明日タマムシジムである程度賞金を 稼いでおかないとな……。それでミックスオレでも買ってあげれば一応この場はしのげそ ウ『……マスター!』 ま「のわぁっ! う、ウツドンっ、いつからそこにっ!?」 ウ『マスター、ちょっといい……?』 ま「ど、どうした?」 ウ『えっと、その……やっぱりマスターも強い萌えもんがほしいんだよね?』 ま「そ、そりゃあまぁね」 ウ『それなら……ぼ、ボクにリーフの石を使ってくれれば、きっとボクは今まで以上に強くなれると思うんだ!』 ま「えっ……」 ウ『ボク、もっともっと強くなって、もっともっとマスターの役に立ちたいんだっ!』 ま「そ、そっか……」 ウ『どう……かな……』 ま「あ、ありがとう。うん。でも、なんていうか、つまり……お、オレは今のウツドンの姿が好きなんだっ!」 ウ『えッ!?(////)』 ま「こんなにかわいらしいウツドンが某すのぴーみたいな姿になっちゃうなんてオレには耐えられないよ。 それに今進化しちゃったら、強い技も覚えられない。だからまだ進化は早いんじゃないかなぁなーんて……」 ウ『……マスター、ボクのことをそこまで……。わかったよ! ボク、がんばって強い技覚えるっ!』 ま「よ、よーしっ、一緒にがんばろーなー。あはは、あははは……はぁ……」 ――別室。 オ『はぁ……はぁ……み、ミックスオレ……』 ラ『ちょ、ちょっとあんた、顔色悪いみたいだけど、大丈夫?』 オ『我慢できないっ……ミックスオレっ……!』 ラ『うーん、オニドリルはミックスオレが大好物だからねぇ……。 それじゃあさ、もう一度ダメ元でマスターに頼んでみよ……って……』 オ『(ガサゴソ) はぁっ……はぁっ……財布発見っ……』 ラ『こ、コラッ! さすがにそれはマズイんじゃないの!? 倫理的にも立場的にも色々とっ!』 オ『これは私たちが血ヘド吐きながら稼いだ賞金っ……。労働者として享受できる正当な賃金っ……』 ラ『そ、それはそうかもしれないけど……』 オ『お金には十分な余裕があるはずっ。それに私にとっては、 ドーピングアイテムよりミックスオレが明日への何よりの活力っ!』 ラ『……わかったわよ。あたしがマスターを説得しとくから、あんたはミックスオレを買いに行っちゃいなさい。 もし怒られちゃったら、一緒に謝りましょ。ねっ』 オ『うんっ。感謝するっ……。350円っ、350円ッ……! ……??』 ラ『それにしてもマスターったら、こんなところにバッグ放置して盗まれたらどうす……あら? なにかしらこの箱……。コインケース……?』 ま「あれー? オレのバッグどこいったんだろ。おーいバッグよー、おーい」 バタンッ! ま「なッ!? バッグぅ!?」 ラ『…………』 オ『…………』 ま「……ど、どうしたんですかお二人さん、そんな怖い顔して……」 ラ『バッグならここにあるけど、返してほしぃい?』 ま「ぁ、は、はい。ぜひ……」 ラ『はいどうぞッ!!』 ライチュウはますたのがんめんにむかってバッグをなげつけた! ま「ぶべッ!! ……ど、どうも……」 ラ『ところで、ちょっと聞きたいことがあるんだけどぉ、お時間よろしいかしらぁ? うふふ♪』 ま「な、なんですかその意味深な笑顔は……? なんかすっごい帯電してバチバチいってるけどバトルはまだっスよ……?」 オ『…………(ゴゴゴゴゴ……)』 ま「な、なんですかそのみなぎる闘気は……? え、なんですかお二人さん、どこへ連れて行くんですか? え、いや、ちょ、待(ry ・・・‥‥……。 ――翌日、タマムシジム。 大人のお姉さん『……ねぇ、バトルするのはいいけど、それよりキミ、先に病院に行った方がいいんじゃ……』 ま「……だ、大丈夫ですはい……」 大人のお姉さん『そ、そう? 立っていられる? なんだか体中ボロボロだけど……』 ま「よ、よろしくお願いします……」 大人のお姉さん『う、うん、よろしくね……。それじゃあ……行けっ! ナゾノクサ!』 ま「えっと……お、オニドリルさーん、よろしくお願いしまーす……」 オニドリルはしらんぷりした! ウ『??』 大人のお姉さん『……あのぉ……』 ま「そ、それじゃあライチュウさん、よろしくお願いしまぁす……」 ラ『あん? よく聞こえなかったんだけど?』 ま「す、すいませんライチュウさんッ! 戦ってはいただけないでしょうかッ! お願いいたしますッ!」 ラ『ったく、しょうがないわねぇ』 ウ『ねぇねぇ、今日は二人ともどうしちゃったの? マスターの様子も変だし……』 オ『自業自得』 ウ『??』 ま「そ、それじゃあライチュウさん、10万ボルトをよろしくお願いしまーす……」 ラ『あんですって!?』 ま「じゅ、10万ボルトをぉ!」 ラ『ふんッ!』 ま「ああああわわわわわたくしにではなくああああ相手の萌えもんにおおおお願いしままままま…… ますたはめのまえがまっくらになった。 糸冬。
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ここは何処にでもありそうな洋菓子店。 しかし、この店は普通の洋菓子店と少しだけ違っていた。 その洋菓子店は"萌ッ娘洋菓子店"と呼ばれ、 その店の洋菓子は萌えもん達が作り、萌えもん達が販売しているだ。 「そろそろ、時期ですねぇ」 店の奥カウンターには喫茶店のマスターが着る様な服を着た人が立っていた。 顔は中性的で背丈は男性にしては低く女性にしては少し高いぐらい。 この店は洋菓子店だが、店の中でも洋菓子を楽しめる様に奥には喫茶スペースもあった。 「マスター、手が動いていませんよ。 口を動かす前に手を動かしてください」 「ああ、判ったよ。マッスグマ」 マスターと呼ばれた人はウェイトレスの格好をしたマッスグマに注意されていた。 ウェイトレスの格好をしたマッスグマはマスターの手持ち萌えもんの1人で、 この店のフロアチーフを担って居る萌えもんである。 「それで、何が『時期』何ですか?」 「ええ。もう2月だなぁって思いましてね」 何だかんだ言って優しい娘である。 マスターの独り言にも律儀に反応する。 「…2月、もうそんな時期なんですね」 「その様ですね」 「今年もやるんですか? バレンタインフェア」 「ここ数年はやってますからね。 もう少しで毎年の恒例…と言える様になるでしょうから」 「…そう、ですね」 「はい、5番さんにカフェオレ」 「あ、はい」 委員長タイプなマッスグマは即座に業務へと戻る。 マスターはその後ろ姿を見て『もう少しフランクでいいのに…』とか考えている顔である。 「マスター、追加分持って来たわ」 「あぁ、ルージェラか。いい所に」 「ん、何かしら?」 今、裏の厨房から出て来たのがサブパティシエのルージェラ。 メインパティシエのニドクインとタッグでこの洋菓子店の味を決めている娘である。 「今年もフェアをやろうと考えてるから、承知しておいてくださいね」 「バレンタインフェア? そう思ってニドクインとも相談済みよ」 「それは話が早くて助かります」 「それじゃあ、わたしは厨房に戻りますね」 そう言ってルージェラは厨房へと戻って行く。 それを見送ったマスターはグラスを拭く作業に戻る。 「お兄さんお兄さん、追加注文だよ」 「……お兄さんと呼ぶのは止めませんか? ベロリンガ」 「やだもん。お兄さんはお兄さんなんだよ」 「ふぅ…、そうですか。注文書をくださいな」 マッスグマと同じウェイトレスの制服を着たベロリンガが居た。 ベロリンガは注文書をマスターへと渡す。 可愛い女の子らしい丸文字が書かれている。 「今年もバレンタインフェアをやる事にしましたよ」 「バレンタインフェア…?」 「君は新人だから知らないかも知れないですけど、この店で毎年やってますから」 マスターは注文書を見てテキパキと注文の品を揃える。 そのついでに業務連絡をしてしまう。 「はい。コレ。3番テーブルへお願いしますね」 「判ったんだよー」 マスターに渡されたトレイを持ってベロリンガがお客様の元へと向かう。 元気なのは良いがその元気がたまに裏目に出るベロリンガである。 その後ろ姿をグラスを拭きながら内心ハラハラしつつ見守るマスター。 「ますたー、お客様2名様ご来店にゃー」 「7番テーブル空いてるからそこに案内してください、ニャース」 「はいにゃー。猫に着いて来てくるにゃ。案内するにゃ」 ニャースを見送ったマスターはグラスを拭く作業へと戻る。 お客様が来てくつろげる空間を演出するのもマスターの仕事である。 2月14日はバレンタインフェア。 貴方もぜひこの機会にご来店ください。 -注文はそれほど多く無い洋菓子店 Fin-
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前回のあらすじ 犯人ゲットだぜ! 無事強盗犯であるロケット団したっぱを捕縛した俺達は、 当初の目的である萌えもん図鑑完成のために、 萌えもん探しを始めたのであった。 どーんな萌えもんたんが待ってるのかwktkが止まらないぜ。 マスター「うーん・・・もう捕まえた嫁ばかりだな」 ギャラドス「嫁言うな」 ピカチュウ「でも、ここにしかいない珍しい萌えもんがいるんでしょ?」 マスター「そのとーり、だからこうしてがさがさと探してるのだよ」 とりあえず皆で探してはいるが なかなか見つからないものである。だがそれがいい マスター「おーい、そっちに何かいたかー?」 フシギソウ「いいえーもう知ってる子ばかりですー」 マスター「うぬぬ、よほど珍しい萌えもんなんだな・・・燃えてきたZE☆」 ギャラドス「案外いないってオチだったりしてな」 マスター「んなこたぁない、きっといるさ。」 うぉーい、まだ見ぬ萌えもんやーい どこにいるんだー! マスター「どこだどこだー」 ギャラドス「お、マスター、あいつ見たことがなくね?」 ケーシィ「…」 ギャラドスがそういって指した先には眠っている(?)黄色いきつねのような萌えもんがいた。 マスター「おお!見たこと無い萌えもんだ!しかも相手は寝ている!これは悪戯・・・」 フシギソウ・ピカチュウ・ギャラドス「・・・」 マスター「つ・・・捕まえるチャンスだ!」 残念・・じゃない、眠っているなら好都合、ささっと捕獲だぜ! マスター「そーっと、そーっと・・・」 ケーシィ「・・・!」 ふっ マスター「おろ・・・?き、消えた!?」 ギャラドス「あらら」 なんと、蜃気楼のようにどこかへ消えうせてしまったではないか! マスター「催眠術だとか超スピードだとか そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっと恐ろしいものの片鱗を味わった気分だ! ありのままありのままのまま蟻のママ」 フシギソウ「マスター、落ち着いてください!」 ピカチュウ「どうするの?近づいても消えちゃうならどうしようもないじゃない」 マスター「んーむ・・・ま、まさかあれはエスパー萌えもん!?」 ギャラドス「知ってるのか雷電?!」 マスター「読んで字の如し超能力を駆使する萌えもんだ、(出典:萌えもん書房) だとするとあいつがさっき使ったのは・・・」 フシギソウ「えーっと・・・テレポート・・・ですか?」 マスター「そうそう。(よく勉強してるなぁ)だとするとかなり厄介だぞこれは・・・」 ギャラドス「いかんせんこっちは捕まえるのが目的なだけに、戦うより性質が悪いな。」 となると、あれは眠ってるのではなく瞑想をしてたってところか・・・ ギャラドスの言うとおり、こちらは相手を捕まえるのが目的である。 これは厄介だぞ。 ピカチュウ「・・・!あそこ!」 マスター「ぬおー!ゲットだぜ!!!!!!!!」 ケーシィ「・・・」 ふっ ギャラドス「これじゃ捕まえられねーじゃん!」 フシギソウ「どうしよう?」 マスター「こーなったらフシギソウとピカチュウに頑張ってもらうしかないな」 ギャラドス「麻痺らせるか眠らせるかってことか」 マスター「うむ、どちらかの攻撃さえ当たってくれれば勝機はある。」 これは相手を摘む戦いではなく・・・心を摘む戦い! マスター「つーわけだ、二人ともガンガレ!」 フシギソウ「はい!」 ピカチュウ「ガンバろ!」 フシギソウ「うん!」 二人ともはりきっとるなぁ。カワユス。 恐らくテレポートできる範囲はそう広くないはずだ・・・ 俺の萌えもんレーダーがびんびんいってるぜ。 マスター「・・・いたぞ!」 ピカチュウ「えいっ!」 ケーシィ「・・・っ!」 バチッ! マスター「よっしゃ!決まった!」 ピカチュウ「・・・ッ!?」 マスター「ピカチュウ!?」 ピカチュウの身体が強張りだした。 この症状は・・・・・・麻痺だ!くそっ、カウンターに麻痺を喰らったてことか!? ふっ 結局また逃げられてしまった。 どうなってるんだ・・・ ピカチュウ「う~しびれる・・・」 フシギソウ「ピカチュウちゃん、大丈夫?」 ピカチュウ「ん、一応平気。身体は上手く動かないけど。」 フシギソウ「よかった・・・」 ギャラドス「センターに引き返すか?」 ピカチュウ「ううん、このまま逃げられても癪だもん。 私のことは気にしなくていいから、意地でも捕まえちゃって!」 フシギソウ「分かった、ピカチュウちゃんの分も頑張るから、ピカチュウちゃんは安静にしてて。」 ピカチュウ「頼んだわよ!」 ピカチュウもこう言ってくれている、 ここは作戦続行するのがいいか。 マスター「よーし、気を取り直してチャレンジじゃー!」 まだ近くに居るはずだ! ギャラドス「あっちにいるぞ!あっち!」 マスター「先手必勝!」 フシギソウ「それっ!」 ケーシィ「・・・くっ」 ふっ ギャラドス「あー惜っしい!」 マスター「こうなりゃ持久戦だ!どんどんいくぞー!」 フシギソウ「はい!」 ピカチュウ「頑張ってー!」 ケーシィ「・・・くっ」 相手も無傷とはいかなかったようで、 さっきの電磁波は少なからず向こうにも効いているように見えた。 押し切ればいける! ・ ・ ・ ケーシィ「とうとう・・・捕まってしまいましたね・・・」 マスター「とったどーーーーーーー!!」 ピカチュウ「やっと捕まえられたね。」 フシギソウ「もう少しで粉がなくなるところだったぁ・・・」 ギャラドス「にしても、えらい手間かけさせてくれたなこんにゃろう。」 ケーシィ「あなた方みたいな執念深い人達がいるとは、予想外でした。」 敬語キャラktkr しかもよく見るとマジわいいじゃぁないですか! 二つの意味で色んな属性が集っていくなぁ・・・エクセレント! 俺達は、ケーシィをゲットした後ピカチュウの回復のため 萌えもんセンターに戻っていた。 マスター「さっきピカチュウが麻痺ったのはケーシィの技?」 ケーシィ「いえ、技というよりは特性と言った方が正しいでしょう。 私は自身の状態異常を相手にうつすことができます。 ただし、どく、まひ、やけどのみですが」 マスター「そーなのかー」 ギャラドス「すげーな」 ピカチュウ「それでフシギソウのねむりごなは普通に効いたのね」 あー、シンクロって奴か。ニトログリセリンが全世界で固まりだすアレだな。 しかし、超能力か・・・・まじパネェwwwwwww フシギソウ「ケーシィさんは他にどんな技を使うの?」 ケーシィ「・・・申し訳ないのですが、まだ修行中の身であり、テレポートしか使えません。」 マスター「そーかそーか、ってなんか前にも同じようなパターンがあった気が~・・・」 ギャラドス「俺のことかー!」 てーことは、ケーシィたんもいずれ成長してデラベッピン・・・じゃない強くなるってことかね。 マスター「捕まえるのに一苦労したんだ。リリースせずに拉致しちゃうZE☆」 ピカチュウ「相変わらず言動が犯罪チックね」 ギャラドス「一応合法だから困る」 フシギソウ「よろしくね。」 ケーシィ「はい。」 こうしてまた一人新たな仲間が増えた。 どんどんハーレム化が進んでいく、よだれが止まりません。 続く・・・